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  • domcon2

土木の錬金術師!

先ほど、マスターズにて松山英樹さんが日本人で初の優勝を遂げられました!

本当におめでとうございます!

感動で!泣けました!


最近日本人アスリートの頑張っている姿に感動させていただいています。

水泳の池江璃花子選手。

野球の大谷翔平選手。

バスケットボールの八村塁選手。

テニスの大坂なおみ選手。

そして今日の松山英樹選手。

まだまだたくさんの日本人アスリートが世界で活躍されていますが、特に今日の松山英樹さんのマスターズの優勝は、感慨深いものがありました。

コロナ禍で疲弊している昨今には、勇気と希望を頂いたと思います。

ありがとうございました。


さて、私は常々現場監督という職業は、錬金術師だと思っています。

昔の言い方をすれば、よく番頭さんと呼ばれる職業です。


ようするに、原価管理といって、工事で発生するお金の管理をします。

これは、やみくもに行うのではなく、あらかじめ発注者から頂いた設計図書に基づき、実行予算書というものを作成します。

この実行予算書を作成することで、工事の内容が90%は頭の中に入ります。(私の経験上ですが)

なので、この時点で目標利益率がどのくらいになるかがわかります。

立場上、「もっと、儲けろ!」と言いたいのですが、ここで出てくるのが能力の問題です。

経験にもよりますが、お金を儲けるということは大変難しいことなのです!

成長途中の若い監督には、弊社では歩掛日報の作成を推奨しています。

歩掛日報とは、その日施工した工事を分析する日報で、例えばバックホウ0.45m3が1日、重機オペレーターが1人、普通作業員が3人、3tダンプトラックが2台という組み合わせで一日施工した場合、側溝や擁壁などの1m、1m2,1m3、1か所あたりの単価を求める日報です。

この日報は、設計単価に対して、条件が異なる現場の状況を加味して、この様は状況のときにはこの単価になるということを身をもって知ることで、数字がわかるようになるのです。

設計書の単価と実際の単価の違いを知っていれば、同じ工事でも、この工事は儲かる、こうの工事は儲からないという判断が付きやすくなるのです。

そして、この実際の単価が解っていなければ、実行予算書を作成することはできません。

この様な経緯を踏んできていて、「お金儲けしよう!」とストイックに思える人は問題ないのですが、そんな監督ばかりではありません。

お金儲けについて、苦手な監督も中にはおられて、なかなか大変な目にあっておられる方も私はよく知っています。

でも、お金を残したい、お金儲けしたいと思う気持ちがあればできていくものだと思います。

これも経験によることは大きいのですが、私が初めて任された現場で、私が作成した実行予算書は26%の利益率でしたが、いろいろやりくりして最終的な利益率は34%、7500万円の工事を原価5000万円で完工に至りました。

この時は大変うれしかったし、その時務めていた会社の社長にも喜んでいただいたと思います。

また、そういう儲かった工事というのは、良い循環で完工するものなので、工事の評価も高かったことを覚えています。


成功した工事ばかりでもありませんが、一番大切なことは、測量を間違えないことに尽きると思います。

私たちの仕事は、常にリスクと背中合わせなのです。

私の仲間も以前、測量の間違いで作った構造物をつぶしてやり直ししたということがありました。

こうなってしまうと、お金どころの騒ぎではなくなります。

発注者に迷惑をかけて、赤字の一途となり、工期も間に合うか、という、負のスパイラルに陥ってしまいます。

最近では、非常に簡単になってきている測量ですが、間違いをしないように、何度も確認をすることが大切になります。


このように、留意する点を理解していればお金儲けはできるのです。

そして、自分が作成した実行予算書で完工した結果が等しくなった時!仕事に対する悦びと変わるはずです。


土木の錬金術師を目指してみませんか?

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