先日、私の大先輩が「おぅ~、遠藤!ちょっと手伝ってくれや。」と、久々に連絡がありました。
草刈りの応援依頼でしたが、調整したところ手一杯でお断りする運びに。
「Kさん!ごめんなさい!手一杯ですぅ。そして僕は草刈り苦手ですぅ。せめてコンクリートに触れる仕事にしてください。」と、いったところ、
「お前最近どこも厳しいやろ!知り合いの土建屋も仕事は沢山あるものの、利益が薄いといっておるぞ!。わしもそう思うぞ!」と、いわれ、
「いやいや、うちのお客さんはそんなことはありませんよ!」と、返すと、
「お前ぇ腹黒い割には、人当たりええもんな!」チーン。
ほめられているやら、けなされているやら、でもこの言葉は破天荒な大先輩してみれば最高の誉め言葉なんです。面白いおっちゃんやなぁ。
そう言うと、この大先輩と仕事をさせてもらっているときに私には救われた一言があります。
3月末工期で、工事も切迫している中正直!最高に焦っていました。
緊迫感で、切れるような言葉も発したことも覚えています。32歳のころでした。
「おぅ~、遠藤よぉ~、
今生で起こったことはなぁ!今生で終わるようになっとんのやっ!」
この言葉を聞いた時、張りつめていた緊迫感がなんだかすごく和らいで、気持ちがとても楽になりました。
この日以降私は、前向きな発想とがむしゃらな努力でこの工事を何とか終え、大変やったけど何事にも代えることのできない達成感と充実感を味わえました。
「仕事って、仕事ってこんなにやりがいがあるんや!」
「仕事ってこんなに楽しいんや!」
今から思うと、32才、このころの年齢が仕事に対する取組みに向き合える年齢だったのかもしれません。(私事で恐縮ですが・・・)
自分の足跡を振り返り、今まですべての人に支えていただいて今日がある、教えていただいた感謝の気持ちでいっぱいです。
でも私はこの仕事をしたいと思って建設業の門をたたいたわけではありません。
父親が10tダンプトラックの会社を経営していて、あとを継ぐべく建設業に転職しました。
父親に「重機に乗れるようになって来い。」と、いわれて野洲市の小さな建設会社に就職しました。
その時は作業員で、慣れない土木の仕事が嫌でいやでしょうがありませんでした。
銀座の店長から土木作業員です。今思ってもギャップありすぎですねぇ。
そんな大きなギャップを時間をかけて埋めつつ、この仕事を大切に思っています。
仕事って、この仕事をやりたい!と、思ってその仕事に従事している人は少ないと思います。
ほとんどの人は縁あってその仕事をされているのではないでしょうか?
なので、その縁を大切に思い、その会社のことを大切に思い、日々仕事をさせていただくことが自分に必ず帰ってくるものなのです。
会社のためは、自分のため!
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